雑記:小規模事業者がお金を残すのに大切なこと

今回は、長年会計事務所で勤務してきて感じたことを。
個人や中小企業は、なかなか事業を継続させることが難しいように感じています。
売上不振や手元資金の枯渇から事業を継続できなくなったり、事業がずっと赤字で、ついに金融機関から借り入れを起こせなくなって、事業を継続できなくなったり。
そういうリスクに備えるためにも、手元にお金を残す必要性を感じていただきたいと思っています。
では、どうすれば手元にお金を残すことができるのか。
すごく簡単なことですが、いくつかポイントがあります。

・事業用の銀行口座のキャッシュカードを持ち歩かないこと
事業を行っていても、やはり人間ですので、事業用の資金に手を付けてしまい、細かな買い物をしてしまってお金が残らない人を案外見てきたように感じます。
何に使っているのか、数日ごとに2万、3万と引き出してしまったり。
ATMの時間外手数料がかかる様な状況で引き出したり、コンビニATMなど手数料がかかる様な状況で引き出したりしてしまう事業主は、特に手元にお金が残せていない様に感じました。

・余剰資金は事業用の口座から別の、貯金用の口座に移してしまうこと
納税資金などは、どうしても定期的に必要になってくるものです。
また、思いもよらず売上が立って、余剰資金が事業口座に入ってくることもあります。
こういうお金を月々貯金用の口座に移して取って置けるような事業主は、お金を残せているように感じました。

・事業用の口座から、個人的なクレジットカードの引き落としなどが無いこと
小規模事業者は、どうしても事業用のお金と家事費がごちゃまぜになってしまいがちです。
特に、クレジットカードには、注意が必要だと感じました。
事業用の口座から落ちるクレジットカードで、個人的な使用(例えば食事代やAmazonでの買い物、服代や事業以外の旅費宿泊費など)が有る事業主は、自分の手元資金が減る訳ではないという意識になるのか、どうしても金遣いが荒くなる印象です。

・「経費になる」という意識を捨てること
「経費になる」という意識で事業にあまり関係ないような無駄な出費をされる方は、お金を残せていない様に思いました。
特に感じるのが、自家用車。
開業したばかりで売上のめどなども立っていないのに、車を買われるのは、あまり頂けないなと感じました。

私としては、その支出が事業に関連した経費性が有るものかどうかの判断は、割と納税者に委ねたいと思っています。
しかし、手元にお金が残らないような習慣が有ったり、明らかに事業関連性の薄い支出をするような納税者については、一言二言言わせていただくこともあります。
何かの時に自分を助けるのは、結局は、手元の資金だと感じているからです。

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